誘発分娩と自然な陣痛 3人産んで思った事
長男・次男を誘発分娩、三男を自然分娩で産んでみた
妊娠・出産は人それぞれ、妊娠経過の違いや、体質の違いなど、本当に人それぞれだと思います。私の場合は、妊娠糖尿病で食事管理、血糖管理、インスリン使用と妊娠中は大変でした。
どんな出産だったか 〜長男編〜
一言でいうと二度と産みたくない!
長男の時は、臨月に入るあたりから羊水が減ってきてしまい検診に行きそのまま入院。
主治医から「このままだと赤ちゃんが苦しいから、明日出してあげましょう。」と言われ、誘発分娩になりました。
その日の夜から、子宮口を広げるための処置(ラミナリア)をして翌日の朝から誘発剤の点滴が始まりました。
この子宮口を広げる処置は、激痛と不快感があって、ほとんど眠れず…。
眠れぬまま、朝が来てしまいました。
誘発剤を開始してからは、気持ち悪い吐き気が始まりました。
朝の9時から徐々に誘発剤を増やしていき、昼頃には陣痛の波が少しずつ始まりました。
陣痛の波が来ると同時に、猛烈な吐き気が…。
前日の検診も採血のため絶食で病院に行き、そのまま入院。
前日から何も食べていないので、吐き気はあるが、出るものがないので「おえぇぇ〜」っとはなるが何も出ないという苦しい展開に…。
見かねた助産師さんが、先生に飲水許可を取ってくれて、お水を飲みました。
それから、お水を飲んでは戻し、吐き気と痛みに耐えて6時間…。
夕方に先生が来て子宮口を確認。「まだまだ。」と一言。
精神的にも、身体的にもボロボロ…。
髪の毛は吐物で濡れ、痛みで体をくねらせるので服ははだけ…思い描いていた出産とはかけ離れていました。
それに、陣痛の波が来ると赤ちゃんの心拍が弱くなってしまい助産師さんに「力抜いてー、赤ちゃん苦しくなるよー。深呼吸してー。」と何度も言われ心の中で「それが出来たら苦労しないわボ〇(;´Д`)」と叫んでました(笑)
それから3時間ほど苦しみましたが、赤ちゃんが降りてこず…徐々に心拍が弱ってきてしまいました。
で、主治医が「もう、カイザーで出した方がいいかもね。」と。カイザーとは帝王切開の事
一気に慌ただしくなる分娩室…。外で待機していた旦那はカイザーの同意書を書かされ、私は下の毛を剃られ…。もう、どうにでもしてくれ!状態の私に神様が!!
他の患者さんの分娩が終わってかけつけてくれた年配の先生が、
「吸引は試したの?」と。
で、私の足元で先生たちの会議が始まりました。
「羊水がほとんど入ってなから〜」
「胎児心拍が〜」
「母体の体力が〜」
全部丸聞こえなんですけど(-_-;)
で、会議の結果
人口羊水を注入して吸引分娩を試す!!
先生が私と旦那に説明しましたが、猛烈な痛みで聞いてる余裕はなく
「早くして下さい」っと半ギレで先生に叫んだそうな…覚えてないのですが、旦那が後から教えてくれました。
それから、吸引の機械がセットされ、私の上に先生が馬乗りになりお腹を押し、胎児を押し出してくれました。
やっと出てきてくれた長男。吸引されたので、頭が伸びてました…。
産声が聞こえず、心配しましたが、先生が背中を刺激した瞬間、大きな産声を上げてくれました。
そんなこんなで、はじめての出産は助産師さんから難産のお墨付きを頂くくらい大変でした。
でも、そんな痛みは忘れるくらい我が子はかわいいですね💛