妊娠糖尿病での出産 きっと大丈夫!
妊娠糖尿病って知ってますか?
妊娠中にはじめて発見された糖代謝異常です。なお、妊娠前から既に糖尿病と診断されている場合や、妊娠中に“明らかな糖尿病”と診断された場合は妊娠糖尿病には含めませんが、これらは妊娠糖尿病より重度の状態ですので、血糖をより厳密に管理する必要があります。また妊娠前に糖尿病と診断されている場合は、血糖を十分に管理し、糖尿病の合併症(網膜症や腎症)がある場合、その状態の評価を行った上で計画的に妊娠することが、健康な赤ちゃんを産むために非常に大切です。
との事です。
私も、3人の子供を出産してますが、3人とも妊娠糖尿病での出産でした。
長男の時は、妊娠中期の糖負荷試験で引っ掛かり、3回の管理入院をしました。
一日、7回の血糖測定。
- 朝食前
- 朝食2時間後
- 昼食前
- 昼食2時間後
- 夕食前
- 夕食2時間後
- 就寝前
それから、分食です。一回の食事量やカロリーも決まっていて、米飯は100gでした。
仕事はしていましたが、途中でドクターストップがかかり休職…。確かに、仕事しながらの分食や血糖測定は大変でした。
自分が看護師でありながら、糖尿病になるなんて…と悩んだりもしましたが、産んでしまえば、血糖も安定する典型的な妊娠糖尿病でした。
次男の時も、覚悟はしていましたが、やはり…中期の糖負荷試験でダメでした…。
ただ、長男、次男の妊娠中は食事制限と分食でコントロールできましたが、三男の妊娠中は、インスリンを使用。
妊娠糖尿病と診断されると、総合病院の産科を紹介され、出産は総合病院。
妊婦検診は今までの産院で。といった感じで、二か所に通院しなければなりません。
二か所に通院だと、お金もたくさんかかりました。
三男の妊娠中は、初期の管理入院で病院食を食べ、なおかつ、分食をしても血糖が高く、主治医に「インスリン使いましょう!」と言われてしまいました。
正直、かなりのショックでしたが…。
今思えば、インスリンを使っていた方が楽でした。
長男、次男の妊娠中は、食事コントロールだけだったので、かなりストレスでした。
少しでも食べ過ぎると、ガーンと跳ね上がる血糖値。
血糖値が上がるのが嫌で、食後すぐウォーキングしたり、米飯を半分にしたり…試行錯誤な毎日でした。
三男の時は、インスリンを使うので米飯は100g(茶碗に軽く1杯)ウォーキングもしなくても血糖値は安定していたので、穏やかな気持ちで過ごせました。
それに、インスリンを使うので、血糖測定のための、機械やチップが保険適応になるので、それほど高額は支払いにはなりませんでした。
インスリンを使わないと、保険適応にならないので、機械やチップは自費です。
なので。毎月3万円ほどかかっていました。記憶があいまいですが…もう少しかかっていたかも。
それに3回の入院費…。家計はかなりきついものがありました。
三男の妊娠中は、入院は1回で済んだので(上の子が2人いる&看護師であること&上の子の時に食事コントロールできていたこと)金銭的には楽でした。
医療保険には入っていたので、入院費など後から保険請求すれば、まとまったお金がもらえるので、なんとかやりくりはできていましたが、貯金がみるみるなくなりました。
なので、妊娠を考えている人は、医療保険には絶対に入っていた方が良いです!!
そんなこんなで、妊娠糖尿病との戦いのすえに生まれた子供たち。
大きな合併症もなく、病気もせず、すくすくと育っています。
今、妊娠糖尿病と診断され不安な妊婦さんがこのブログを見ていたら、声を大にして言いたい!
「きっと大丈夫!」
「お母さんは悪くない!」
妊娠糖尿病で…っと周りの人に言うと…「食べ過ぎじゃないの?」とか「運動不足じゃないの?」「太りすぎじゃないの?」とか、ほんと酷い言葉を言われました。
妊娠糖尿病は、決して自己管理が悪いからなるものではないです。
だから、自分を責めなくて大丈夫!
ちゃんと、コントロールすれば、元気な赤ちゃんを産むことができます。
今、妊娠糖尿病で頑張っているお母さん方、あと少しの辛抱です!
産んでしまえば、ご褒美にケーキでもアイスでもなんでも食べられるので、あと少しだけ、頑張ってくださいね。